知っておくと良い話

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薬局で売っている風邪薬について

薬局ではいろいろな種類の風邪薬(総合感冒薬)が売られています。
薬局の風邪薬(総合感冒薬)と病院で処方されている風邪薬との違いは何でしょうか?
風邪薬は大きく分けて2つの種類があります。

1. 抗生剤などの病気の回復を早くする薬
2. 咳止め・熱さましなどの風邪の症状をやわらげるが、病気の回復にはほとんど効果の無い薬

薬局の風邪薬は、「2」の薬のみで「1」の薬は入っていません。
そのため風邪の症状は和らぎますが、風邪自体の回復を早める効果はありません。
また、病院で処方された薬と比べて次の問題点があります。

●総合感冒薬とは、一般的な風邪の症状すべてに効くように薬が入っているという意味で場合によっては必要の無い薬(現在無い症状に対する薬)が入っている可能性がある。

●医師の処方した薬に比べると、効き目が弱い。

ですから、薬局の風邪薬は軽い風邪のときに取り合えず使用するのは良いですが、症状の重い時や、症状が軽くても2~3日たっても改善傾向がない場合は病院を受診しることをお勧めします。
また、喘息の咳の場合、薬局の咳止めや風邪薬を飲むとかえって悪化する可能性もあるのでご注意ください。